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選択肢を広げるにはどうしたらいいか?

視点と視座と視野

選択肢を広げるにはどうしたらいいか?

選択肢を選べるとはどういう状態でしょうか?
イメージしやすい表現として、会社に新入社員または中途採用として入社した状態で考えてみましょう。
会社に入って働く場合、上司からの指示で仕事がスタートするケースがほとんどです。
職場環境の中で、仕事を覚えるという意味でも必要なことですが、
他人からの指示で動くことになるので、選べる選択肢は当然制限されます。

「人が成長する」ためには、他人からの指示で動くことを減らし、自由度を増やしていくことが必要です。

置かれた環境の中で、自分がやるべき仕事を覚えてきて、周りからの信頼を得てくると任される仕事が増えてきます。
そうなると、会社に入ったばかりの頃より選択の自由度が増してきて、自分で解釈して動くことができるようになります。
自分でものごとを解釈した結果、「やりたい」「意味がある」と思うことができれば、「自由に転換できた」といえます。

そこでさらに選択肢を増やすにはどうすればいいでしょうか?
そのためには、まず「観察力」を高めて、「見えているモノ(インプット)を増やす」必要があります。

観察力を高める

そのための切り口は2つです。

どれくらい多くの情報に接したか?」と「接した情報のうち、どれくらい吸収できたか?」になります。


インプット情報=アクセス情報量×吸収率

・アクセス情報量を増やすには、視野を広げる必要があります。

・吸収率を高めるには、偏見を無くすか減らす必要があります。


この2つがカギになります。

アクセスする情報量を増やす

1つ目の、アクセス情報量を増やすために視野を広げるには、「視点」と「視座」をコントロールする必要があります。

視野は、視点と視座が定まれば、自動的、物理的に決まるからです。
そのために、
・視点を増やす
・視座を離す(視座を高めたり、一歩引いたりする)
ことが必要になります。

視点を増やす

視点を増やすには、「注視する対象」を複数もつ必要があります。

「今、自分見ている視点が何なのか?」
注視している対象(視点)が一つだけであれば、それ以外に注視する対象(視点)がないのか?を考えましょう。

また、自分の視座(どの位置から見ようとしているのか)がどこにあるのかにも注視し、状況によっては視座を今の位置から離して位置を変えてみてみましょう。

仕事の場面に置き換えるてみると、例えば「売上げ目標を達成するために、値下げを行い売上げ目標は達成したが、赤字になったサービスもありクレームも増えた」となった時に、視点が「売上げ目標」だけではなく、「利益」や「お客様のベネフィットに適用しているか」などの目標を追加して複数にすることで、視野を広げて考えることができます。

視座をコントロールする

見ている視座についても、見ている高さや幅(第三者目線で一歩引いてみる)をコントロールすることで、視野を広げることができます。

同じく仕事の場面に置き換えて、視座の高さを自社とした場合、「担当者(社員)の視座」、「課長の視座」、「部長の視座」、「役員の視座」、「社長の視座」があります。

または一歩引いて「購入するお客さまの視座」、「競合会社の視座」、「関係協力者の視座」、「業界の視座」など、見るポジションを変えることで、視野が広がり、インプット情報も変わります。

このように、「視座の高さ」、「視点の量」をコントロールすることで、視野が広がり、アクセスするインプット情報が変わりますので、そのぶん選択肢が増えることになります。

視点と視座をコントロールする

まとめ

・選択肢を増やすには、「観察力」を高めて「インプット情報」を増やす。
・視点(注視する対象)を増やす。
・視座をコントロールする(視座を高めて解像度を抽象化する、低めて解像度を具体化する、一歩引いて幅を広げる)。


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