これからWordPressブログを始める場合、さまざまな機能が搭載された有料テーマを使うのがおすすめです。
有料テーマはSEO対策がしっかり施されているだけでなく、デザイン性が高く、カスタマイズもしやすいです。
現在、国内ではさまざまWordPress用有料テーマが販売されていますが、中でも人気があるのが「Diver」「The THOR」「Affinger6」です。
収益を上げているブログでは、これらの有料テーマを使っていることが多いです。
この記事ではこれら3つのテーマを紹介しつつ、どういった点で優れているかを比較していきます。
どの有料テーマを選ぼうか迷っている人はぜひ参考にしてください。
人気有料WordPressテーマの特徴紹介
まずは「Diver」「The THOR」「Affinger6」の3つのテーマの特徴を簡単に紹介していきます。
Diver(ダイバー)の特徴
Diverは高品質・高機能を実現し、内部SEO対策がしっかり整っているWordPressテーマです。
最初の設定に少し時間がかかりますが、その分、オリジナリティが高いサイトを作ることができます。
DiverはWEBデザイナー2名、システムエンジニア2名によって開発されました。サイト運営やサイト作成、アフィリエイトプログラムの開発に携わったメンバーのため、アフィリエイトに対しての造詣が深いです。
そのため、Diverはアフィリエイトに強い仕組みが整っています。
- CTA
- LP
- ランキング
- アピールブロック
- 共通コンテンツ
これらの収益化につながりやすくする機能を搭載しているため、アフィリエイトで収益化を目指す人にとって必要なものが完備されています。
また、Diverはカスタマイズ性が高いため、オリジナリティあふれるおしゃれなサイトが作りやすいです。トップページには写真やイラストだけでなく、YouTube動画なども設定可能です。
The THOR(ザ・トール)の特徴
The THORはSEOに強く、上位表示されやすいWordPressテーマです。
HTML5+CSS3による最新のコーディングで、検索エンジンに優しい構造化マークアップに対応しています。検索エンジンから評価されやすい内部構造に徹底的にこだわっています。
The THORには「デザイン着せ替え機能」が備わっているため、プロのデザイナーが制作したデモサイトと同じデザインにワンクリックで着せ替えることができます。
デザイン設定などの必要はなく、すぐにサイトの運営に取り掛かることが可能です。
The THORにはアクセス・収益アップをサポートする「集客・収益化支援システム」が搭載されています。「タグ管理機能」ではアフィリエイト広告などのタグを一元管理できるため、余計な手間を省けます。
また、ページの表示速度も速く、「AMP・PWA」「Gzip圧縮・ブラウザキャッシュ」「画像遅延読み込み・CSSファイル非同期読み込み」など、高速表示を実現する技術が整っています。
Affinger6の特徴
Affinger6はWordPressテーマで有名なAffingerシリーズの最新作です。アフィリエイトに取り組む人に支持され、定期的に新作がリリースされています。
Affinger6は製作者がアフィリエイトを経験しているため、サイトに必要な機能は最初からすべて整っています。
- ランキング表示
- 訴求用のリンクボタン
- SEO施策
- サイトの高速表示
- 簡単デザイン変更
- 複数サイト展開
- LPページ化機能
Affinger6は利用者が多いこともあり、検索するとカスタマイズ事例がたくさん出てきます。そのため、もし困ったことがあれば検索するだけで解決することが多いです。
カスタマイズ方法でわからないことがあった場合でも、たくさんの例があるため、どんどん自分で解決していくことができます。
Affinger6だけでも細かいカスタマイズが可能ですが、有料プラグインを導入すれば、さらに細部までこだわることが可能です。
売れ筋記事や商品の把握、記事ごとのPV数の集計などは有料プラグインで簡単に調べることができるようになります。
■ACTION PACK3(AFFINGER6EX対応)
・AFFINGER6EX
・AFFINGERタグ管理マネージャー4
・ABテストプラグイン
のセット
■AFFINGER6(WordPressテーマ)
Diver・The THOR・Affinger6比較
3つの有料テーマを表にして比較してみました。
Diver | The THOR | Affinger6 | |
価格(2022/09時点) | 17,980円(税込) | 16,280円(税込) | 14,800円(税込) |
設定の自由度 | そこまで多くない | ある程度可能 | 細かく可能 |
SEO設定 | 内蔵 | 内蔵 | 内蔵 |
表示 | 高速化機能なし | キャッシュ機能 | 画像延滞読み込み |
ブロックエディタ | 対応 | 非対応 | 対応 |
サポート | メール無料対応 | フォーラム対応 | サポートなし |
詳細 |
ここからはさまざまな面で詳しく比較していきます。
記事が書きやすいのはどれ?
WordPressにはブロックエディタ(Gutenberg)が搭載されています。WordPress5.0から搭載された機能で、テキストや画像などをブロックとして扱うため、移動や調整がしやすくなっています。
Diver・Affinger6はブロックエディタにほぼ対応済みです。それに対してThe THORはブロックエディタ未対応となっています。
WordPressテーマやプラグインの中にはブロックエディタに対応していないものもあります。
その場合、Classic Editorというプラグインを使えば、旧エディタで編集可能になります。
Classic Editorはもともとは2021年末でサポートを終了する予定でしたが、方針が変更になりまだしばらくはサポートされることになりました。
そのため、たとえブロックエディタに対応していなくても記事自体は書けるため、どちらのエディタを使うかは好みの問題になります。
ただこれからはブロックエディタがスダンダートになるため、テーマも対応していたほうがいいといえるでしょう。
カスタマイズ性が高いのはどれ?
カスタマイズ性は設定項目の多さとウィジェットが設置できる場所の数で比較しました。
Diver | The THOR | Affinger6 | |
設定項目 | パターン少なめ | ある程度 自由に可能 |
細かく設定可能 |
ウィジェットの 設置場所 |
14 | 10 | 33 |
詳細 |
カスタマイズの自由度が高いのはAffinger6です。
Affinger6は設定項目が多いため、かなり細かいところまでカスタマイズできます。また、ウィジェットが置ける場所が33個もあり、他の2つと比べても圧倒的です。
ウィジェットとはブログのパーツのことで、テーマごとに用意されたウィジェットを使うことでサイトのオリジナリティが増していきます。
また、Affinger6は装飾のパターンも多いため、読者の視線を目的の場所に誘導しやすくなります。
表示速度が速いのはどれ?
パソコンとモバイルでの表示速度の順位は以下の通りです。
パソコン
- Affinger6
- The THOR
- Diver
モバイル
- The THOR
- Affinger6
- Diver
3つのテーマのページ表示速度を比較してみると、このような結果になりました。
どのテーマも高速化が施されているため、そこまで表示速度に差はありません。
SEO対策しやすいのはどれ?
有料テーマはSEO対策が施されているのが普通です。
今回ピックアップした3つも、すべてがSEO対策済みとなっています。
WordPressテーマでは以下の3項目のSEO設定が行えます。
- index/noindexの設定
- canonicalタグの設定
- meta descriptionの設定
これらの項目はすべて設定可能になっています。
SEO対策に関してはどのテーマを選んでも問題はありません。
サポート体制が整っているのはどれ?
Diverでは要望対応をメールで対応しています。また、不具合に関する報告もメールで対応可能です。アップデート頻度はそこまで多くなく、2~6ヶ月に1回ほどです。
The THORはフォーラムで要望対応や不具合対応を受け付けています。どちらも無料で参加可能です。アップデート頻度は2~6ヶ月に1回程度です。
Affinger6では要望対応を行っていません。不具合対応は問い合わせフォームから行えますが、積極的に取り上げられる感じではないです。更新頻度は多く、月に1回ほどはアップデートされています。
Affinger6はそこまでサポート体制が整っていませんが、ユーザーが多いために検索すれば解決することが多いです。
個人的にしっかり対応して欲しい場合は、メールで対応してもらえるDiverがおすすめです。
有料テーマに対するよくある質問
有料のWordPressテーマに関するよくある質問と、その答えをまとめてみました。
Q. テーマは後から変更できる?
変更できます。
WordPressテーマは後から変更可能です。一度選んだテーマをずっと使い続けるわけではありません。
ただし、テーマ独自の装飾や機能を使っているとテーマを変更したときに崩れてしまう可能性があります。ページ数が増えると、それをいちいちチェックするのはかなりの手間です。
そのため、できれば最初に選んだテーマをそのまま使い続けるのが理想です。
Q. 一度購入すれば他のサイトにも使える?
テーマによって異なります。
1つのサイトだけに許可しているものもあれば、複数サイトで使っていいものもあります。今回紹介した3つのテーマは複数サイトで使うことができます。
Q. 結局どれを選べばいい?
一長一短があるため、どれがベストとはいえません。また、どこを重視するかによって選ぶべきテーマが変わってきます。
たとえば、デザインはそこそこに記事に力を入れたいならば設定項目が少ないDiverがいいですし、細かいところまでこだわりたいならば設定項目が多いAffinger6がおすすめです。
実際のところ、Diver・The THOR・Affinger6は人気テーマだけあり、どれを選んでもそこまで大きな差はでません。どんなブログでも作成できるため、直感で選んでも失敗するようなことはないです。
今回さまざまな視点から比較しているため、それを参考に自分に合いそうなテーマを選んでみてください。
まとめ
Diver・The THOR・Affinger6の3つの有料WordPressテーマについて比較してきました。
それぞれに特徴がありますが、どれも人気なだけあって機能が充実しています。ただ、こだわっている部分が個々で異なるため、どこを重視するかで選ぶべきテーマが変わってきます。
もし実際に使ってみて自分に合わないと感じたら、後から変えることもできるため、まずは触ってみて判断するのもおすすめです。
いろいろ実践してみて自分に合ったテーマを見つけましょう。